【ACM会員登録】オライリーの本や技術論文が読み放題!

エンジニアの皆さんは普段何か分からないことがあった時、恐らくGoogle検索で対応しているかと思います。インターネットの前身であるARPANETの誕生以降、膨大な情報がネット上に蓄積され今や適切な検索力さえあれば、大抵の問題は解決できるようになりました。最近ではDeepLを使えば英語のドキュメントやStack Overflowもスラスラ読めますし、Youtubeを見ればプログラミングのちょっとしたつまづきポイントも簡単に解消できます。

年々学びのハードルが低くなってきていることは喜ばしいことですが、たまには重たい専門書や論文を読み漁り、頭を酷使したい気分になることが私にはあります。この前Noam Nisan著「コンピュータシステムの理論と実装」を久しぶりに読んだのですが、どうしても量子コンピュータの動作原理が知りたくなってしまいました。

量子コンピュータの動作原理ってどうなってる?素粒子レベルから知りたい!

しかし技術書は高い!

得られる学びの大きさを考えれば金額など考慮するに値しないのかもしれませんが、それでも何冊も読み漁りたいとなると全く気にしないわけにもいきません。

アルゴリズムと似ていますが「何かおかしいぞ?」と直感した場合、大抵上手い解決策があるものです。本日はACMに入会することで、オライリーの書籍を含めた学習教材に格安でアクセスする方法をお伝えします。

ACMにProfessional会員として入会すると、年間$99でO’reilly Online Learning(オライリー書籍等のサブスクリプションサービス)にある書籍が読み放題! 

ACM(the Association for Computing Machinery)とは?

ACM, the Association for Computing Machinery, is the world’s largest educational and scientific society, uniting  computing educators, researchers and professionals to inspire dialogue, share resources and address the field’s challenges.

ACM History

The Association for Computing Machinery (ACM) は1947年に米国で設立された国際学会です。コンピュータサイエンス関連の学会としては世界最大で、会員数は全世界で10万人を超えています。ちなみにWikipediaでの日本語訳は「計算機協会」となっていますが、専らACMと呼ばれているようです。

当時といえば、1937年シャノンが「継電器及び開閉回路の記号的解析」で電子回路で論理回路を実装できることを発表したり、1945年ノイマンが「電子計算機の理論設計序説」でノイマン型コンピュータの概念を提唱したりと、電子計算機の黎明期と言える時代でした。その時代の潮流に乗り、ACMも規模を拡大していったのでしょう。

ACMの入会特典

ACMの会員には大きく2つの種別があります。

  • Professional Membership (一般会員)
  • Student Membership (学生会員)

 

本記事は主に社会人を対象としているため、前者のProfessional Membershipについてのみご紹介します。

さて、肝心の入会特典ですが個人的にお伝えすべきものをピックアップすると…

  • O’reilly Online Learningへのアクセス
  • acm.orgドメインのメールアドレス (受信専用)

 

他にもACM TechNews等へのアクセス権や各種journalへのアクセス権も含まれますが、実際はO’reily Online Learningの特典だけでも十分すぎるほどに満足できます。なおO’reilly Online Learningの詳細については公式ホームページをご覧ください。

オライリーの書籍(日本語のもの含む)を好きなだけ読むことができます!専用アプリを使えばオフライン閲覧も可能です(他プラットフォームへの持ち出しは不可)。

ACMの年会費

肝心の年会費ですが、年間$99です。オライリーの書籍が1冊数千円、ACMを介さないO’reilly Learning Platformの利用が年間$499であることを考えると、大変お買い得ですね。

ちなみにACM Digital Libraryへのアクセス権も含むプラン(ACM Professional Membership PLUS ACM Digital Library)では、年間$198と1万円ほどお高くなっています。ACM Digital LibraryではACMの発行する各種journalが好きなだけ読めるので、最新の技術を追いたい方はこちらのプランでも良いかもしれません。

ちなみに私はACM Digital Libraryへのアクセス権も含むプランで契約したのですが、興味深い論文が山のように見つかり、読み物に困らない日々を送っております。価格が倍になるので多少抵抗感はありましたが、好奇心が勝ってしまいました…。

ACMの入会手続き

全てオンラインで完結し、5分程度で完了します。こちらのページから申し込みが可能ですが、一応入会基準があるのでご確認ください(20歳以上のIT系社会人であれば、ほとんどの方は問題ないかと思います)。

  1. 学士以上の学位を有している
  2. 1と同等以上の教育を受けた
  3. 2年以上IT業界でフルタイムの職についていた

以上の内1つでもあれば入会可能です。

学びある充実した日々を!

私は入会後早速量子コンピュータの入門書を読み始めました。まだ導入部で数学、量子力学を簡単に振り返っている程度ですが、読み進めるのが楽しみです。

O’Reilly Online Learning

ONE-VOLUME INTRODUCTION TO QUANTUM COMPUTING Clearly explain…

またACM Digital Libraryからは「検索履歴から癌をスクリーニングする」という内容の論文を読みました。非常に興味深い内容だったのですが、私が無知なだけで実はよく知られた手法だったりするのでしょうか?

まだACM会員になられていない方はぜひご検討ください。

参考

  • The Association for Computing Machinery (https://www.acm.org/)
  • O’reilly Online Learning (https://learning.oreilly.com/)